◆ファイナンシャル・プランナーが利用する係数 その1
AFPをはじめファイナンシャル・プランナーが利用する係数表というものがある。
係数表とは、積立金の元利合計や希望する年金を受け取るための年金原資などを簡単に計算するために作成された数表だ。
一般には6つの係数が利用される。
ここでは、終価係数と現価係数を説明する。
2級FP技能検定の実技試験では、毎回のように出題されているので、利用方法の熟知が必要だ。
・終価係数
一定の元本を複利運用し、一定期間後の元利合計がいくらになるかを求める係数だ。
例えば、100万円を年利2%で10年間複利運用した場合に元利合計がいくらかを求める場合。
終価係数表の年利2.0%と期間10年の交点には、1.2190、と書かれている。
従って計算式は、100万x1.2190=121.9万となり、121万9千円とわかります。
表を利用しないで一般の電卓を利用をする場合なら、1.02xx=========x100,0000= と押する。
1+0.02(2%)にx(掛ける)のボタン2回、=を乗数から1引いた数(この場合だと10ー1で9回)、これに100万を掛けるわけだ。
係数表はこのような面倒な計算方法を利用しなくても良いのだ。
・現価係数
一定期間後に一定の金額を得るのに必要な元本を求める係数。
10年後に年利2%で100万円準備する場合。
現価係数表の年利2.0%と期間10年の交点は、0.8203。
従って、100万x0.8203=82.03となり、82万300円必要だとわかります。
AFPになるため、そして試験に合格するためには上記の係数は必須だ。
実際に自分で計算して係数を身につけて試験に臨んでください。
◆ファイナンシャル・プランナーが利用する係数 その2
AFPになるための試験である2級FP技能検定では、係数と係数表は毎回出題されている。
実務でも必要となりますので、係数の使い方を理解しておきましょう
ここでは、6つの係数のうち終価係数、現価係数を除いた4つの係数を説明する。
・年金終価係数
毎年、一定額を積み立て一定期間後の元利合計を求めます。
毎年3万円を10年間、年利2%の複利で積み立てた場合。
年金現価係数表の年利2.0%と期間10年の交点は、10.9497。
3x10.9497=32.8491になり、32万8491円となる。
・減債基金係数
一定期間後に一定金額を得るのに必要な毎年の積み立て額を求める係数だ。
10年後に1000万円用意するために、年2%で複利運用する場合に毎年いくら積み立てるかを求める場合。
減債基金係数表の年利2.0%と期間10年の交点は、0.09133。
1000万x0.09133=91.33万で、毎年91万3300円積み立てる必要がある。
・年金現価係数
一定期間、一定金額を受け取るために必要となる元本を求めます。
毎年100万円を10年間受け取るために、年2%で複利運用するとして今いくら原資が必要かを求める場合。
年金現価係数表の年利2.0%と期間10年の交点は、8.9826。
100万x8.9826=898.26万で、898万2600円原資が必要だとわかります。
・資本回収係数
一定金額を毎年取り崩す場合の、取り崩し可能額を求める係数でもあり、ローン等の元利均等返済における毎年の返済額を求める係数でもある。
500万円を年利率3%で借り、10年間で返済する場合。
もしくは500万円を年3%複利で運用しながら10年間取り崩す場合、毎年いくら受け取れるかを求める場合。
資本回収係数表の年利3.0%と期間10年の交点は、0.11723。
500万x0.11723=58.615万となり、毎年、58万6150円支払う・受け取れる、となるのだ。
AFPを目指して係数を使った計算をしっかりマスターして試験に臨んでください。